暇人
戦略にばかり詳しくなった夏
人の心の計り知れなさ
暇人
北半分涼しいことよ あと半は
熱波におそわれ くるしむ6月
コロナ禍で プール閉ざした両二年
今日はにぎやか子供の声も
雨のない 日々の続いて 森のなか
枯れ始めては 火事となるとは
敵将軍 殺したと言う喜びは
戦いなければ ただの犯罪
民間の人さえ殺す いたましさ
感覚鈍い 戦争のプロ
何一つ考えもせず としか思えない
殺戮続く ウクライナ地に
民衆はただ平和だけを望むこと
いつになっっても知らぬ独裁者
まずは北アフリカ、そしてポルトガルやスペイン、フランスへと熱波が伝わってきました。今日はドイツも南半分ちかくが30度をこえました。
明日は北部での熱気はすこし緩むようです。暇人
あさ切ったバラ 夕にしなう暑さとは
息子きて あれもこれもと 頼み汗
ドイツ、ライン下流のカルカーという町をたずねて。
いまは子供と親のたわむる
ライン河 下流の村にも 教会の
たたずみ 遍路の道 続きけり
暇人はウクライナでのプーチン戦争にばかり関心がむいて、普通の暇人のすることができないでいます。本日もそのテーマばかりで恐縮・・・
半年が過ぎ去るころになりにけり
ニュースを聞けば耳覆いたくなる
ただ破壊 また破壊して 戦いは
双方ともに よきことはなし
聞き慣れぬ土地の名前をおぼえたり
別の機会におぼえられれば
さまざまな学者の解説きかないで
いられぬ 今も戦は続く
食料に火をつける兵 何のため
アフリカの民 いよよ 苦しむ
戦いはいつかは終わる というけれど
だが一体どのように
投句、投歌が滞っていますが、暇人は個人的には暇なものの、頭は戦争のことばかり・・・
そこへ本日は歌舞伎女史から詩的な作品が届きましたので、5月18日のこととします。
すずらんは幼きよりの夢の花 はるか南の土地に生まれて
さつき晴れ 誰しも喜ぶ 空高し
いつの日か 爆撃の音 止む季節
隣ではにぎやか工事 遠方の
戦いしらず 小鳥さえずる
誰ひとり 理由がわからぬ
戦いに 命を賭ける おろかな決断
閑居して 不善をなすは 典型の
小人にして 病める独裁
人命を 砂と数える 独裁者
多勢に憎まれ まだやせ我慢
権力の味は甘くて しがみつき
館を建てて 妄想抱く
歴史にも残る 悪名 いたましい
たった一人で 幾人殺す
みずからの悪行認めぬ 身勝手さ
面皮ぶ厚く 心臓毛だらけ
花吹雪 それでも テーマ 変えられぬ
かの人の頭の中を見てみたい
昔の幻想いまだにはびこる
殺人を屁とも思わず 命令し
あげくのはてに 勲章の激
運命で日本の土地にたどりつく
避難の民に 幸あれといのる
この国は永遠にあれしと歌う春
本日は東京新聞の記事からです。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/172397?rct=national
≪わが町の天地に満つる放射能を固めて捨つる手だてはなきか≫
福島県大熊町から避難し、いわき市に住む元高校教員の吉田信雄さん(85)の歌集「故郷喪失」より
キーフでは 春がきたとて 進攻やまず (暇人)
日常をいつ取り戻す春 また嘘だ
晴れ間見て 出れば小雪の 四月バカ
近くでは木々にさえずる小鳥舞い
遠方の人 涙の戦争
太陽のだんだん近づく 時なるも
戦い続く ウクライナの民
花咲いた 鳥が鳴いたの 春先の
喜びもなく逃げまどう人
バスに乗り 逃げおおせても事故となり
避難の女性 異国で果てる
バルカンに シリアに 今度はウクライナ
何故に戦い 起きる人の世
二月尽 馬油もとろみて 塗りやすく
弥生来て うがいの水の冷え和らぐ
そこここに ツルニチニチソウ きらきらり
明日には よいことあろか 春待つ日
悲惨な経験 3・11
また思われる 戦い続く
懐古趣味 いまほど悪い春はなし
毎年思う どういうことか
つぶされ今年はウクライナかな
計算は見事に外れて戦いは
雪解けの道 泥試合かな
病院を何故に爆撃 尋常な
感覚なくす政府と側近